【最終回感想】仮面ライダージオウ:歴史の終着と新たな歴史
2019年8月25日。『仮面ライダージオウ』最終回。
あんまりTwitterのや他のブログ感想に流されないうちに、と急ピッチで感想をまとめて参りました。
リアルタイム視聴ブログ、初投稿です。
予告された展開
重要な展開をいくつも前フリした最終回。
当然というべきか、公式ページでバラした衝撃展開はAパートだけで一気に回収していった。
#仮面ライダージオウ 最終回の予告ページ
— カトゥーダ (@taka_rider) 2019年8月20日
・ツクヨミの裏切り
・おじさんが時計を直し終わる
・ゲイツ死す
この辺まで10分くらいで片付けそう
わざわざオープンするくらいだから、終盤はもっと色々ぶっこんでくる…ハズだ
(時計直してくる展開とか、サプライズにされてたら絶対泣けた、惜しい)
オーマジオウ降臨
おじさんの尽力でグランドジオウも復活したけど…歯が立たない。そんなぁ…。
あのゲート演出めちゃめちゃ好きなんだけど…設定レベルで凄い割に、決まり手になれないな…。
ソウゴを庇って倒れたゲイツ。その最期の言葉を受けて、ソウゴは遂にオーマジオウに変身。
禍々しく、力強い変身エフェクト。
過去最大の魔王ボイスでウォズに祝福を命じる姿は、まさに「究極の時の王者」。
レジェンド達から受け継いだ19個+αだけでなく、ナイト、クローズマグマ、ゼロノス、王蛇、エターナル、ギャレンなどなど、サブライダーのウォッチまでもがオーマジオウの力となる。
襲い来る敵を、キバのコウモリ弾、クウガの封印キック、龍騎と思しき火炎攻撃、エグゼイドのリプログラミング光球で一蹴。
その力は確かに、スウォルツごときに奪い尽くせる代物ではない。大人しく見ておれ。
橘さん!ナズェミテルンディス!!#仮面ライダージオウ pic.twitter.com/iUkzmJ21DG
— カトゥーダ (@taka_rider) 2019年8月25日
さらにツクヨミの裏切りも、その真意は(案の定)スウォルツの隙を突くための偽りの裏切りであった。
ツクヨミが吹き飛ばされた途端、「ツクヨミ!」って叫ぶ声が「オーマジオウ」じゃなくて「ソウゴ」だった時には
— カトゥーダ (@taka_rider) 2019年8月25日
思わず「戻ってきた…!」って呟いた
ゲイツがやられてから、「魔王」そのものになってたから…
#仮面ライダージオウ
ゲイツが倒れてから、精神性が「最低最悪の魔王」にかなり偏ってたのが、「ツクヨミ!」の叫びで「最高最善の魔王」に戻ってきた感じが印象的。
2018:世界の創造
最後にオーマジオウと対話したソウゴは、オーマジオウの力を以て「ジオウの世界」を分割。
世界は再び21に分かれるのだった。
21個めは『ゼロワン』の世界、みたいなイメージなのか。まさに「新しい旅が始まる」。
あと、「覇道より、王道を取る」ってめちゃめちゃ格好いい。
創造された世界の2018年9月、ゲイツ、ツクヨミ、オーラ、ウールと共に通学する「普通の高校生・常磐ソウゴ」。
彼には魔王にして時の王者、オーマジオウになる未来が待っているのだろうか。
彼らの歴史は『逢魔降臨歴』から分かれ、新たなページを記していくだろう…。
(『逢魔降臨歴』の留め金が微妙に閉じきってなかったのはご愛敬)
オーマジオウの力
破壊は破壊でも「創造の前に必要な破壊」とのこと。
これって「ディケイドの役割」そのものだよな、と思いまして。
ディケイドの世界再生は、「ディケイドが破壊した世界は、然るべき時に“あるべき姿”で再生する」「世界が融合するのはエラー」みたいな雰囲気だった。
一方オーマジオウは、世界を(無自覚にとは言え)統合し、破壊(≒再分割)、再創造できる。
破壊も創造も「能動的に」行える“時の王者”オーマジオウは、“世界の破壊者”の上位存在。
駆け足解釈ですが、そんな認識です。
これだけは言いたい
「おじさん、時計屋だから。直せない時計、ないからさ。」のくだりは是非、本放送のサプライズ展開にしてほしかった…!
ここで!泣きたかった!ソウゴと一緒に「おじさん、ありがとう」って言いたかった…!
せっかくブログを作ったんだからますます声を大にして叫ぶ。
これを!予告して!何が得られると思ったんだ公式!!
「時計屋なのに日々家電を直すおじさん」「でも時計を見る目はバッチリなおじさん」「そういえばジオウⅡウォッチすら部分的に直してたおじさん」「遂にデンライナー直しちゃったおじさん」「前回ワンカットだけ映った『ウォッチの無いダイザ―』」
その集大成として最高な「壊れたウォッチを徹夜で直して、ソウゴを送り出すおじさん」という展開を!なぜ!たった2行の「次回あらすじ」でバラまいた!!!
予告あらすじさえなければ、もっとあの場面に浸れたのではないか。
それだけは恨み言を言いたい。
最後に
既にVシネクスト『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』が控えているが、ひとまずは大団円。
結局事前に重要展開をバラした意味はあったのか、とかモヤモヤするポイントについては後日、別の記事にしたいと思ったり思わなかったり。
一年間で凄まじい成長を見せてくれた奥野くん。
魅力的なキャラを育て上げてくれた押田くん、渡邊さん。
歴代キャストに再会させてくれた東映さん。
そしてミスター仮面ライダー・高岩さん。
一年間、ありがとうございました。
Case File. 2
2019. Aug. 25